近代農法は、経営的に自立でき、しかも国際競争にも勝てるように、
化学肥料や農薬を多用した生産効率優先の全盛時代です。しかし、農薬
が無かった近代以前は、農薬を用いずとも自然の摂理を上手に利用して
病害虫を防除し、作物の生育を良くする知恵(コンパニオンプランツ)が
有りました。自然の摂理を十分理解し現代農法とコラボさせる事により
安心安全で昔のような豊かな食味を取り戻す農法の追求を実践していま
す。たとえば、キャベツとレタスを混植すると、ヨトウムシ、モンシロ
チョウ、コナガなどのキャベツの害虫は、レタスが嫌いなため、近づい
てこない効果が有ります。また、キャベツとレタスがお互いの雑草を抑
え合い雑草が少なくなります。
炭素循環型農業を実践
炭素循環型農法とは、土作りを微生物(土壌菌)の工場に任せ、
人間は微生物の食料である炭素(草木類の枝葉)を畑に供給するる農法です。
自然が当たり前に循環させてきた炭素からチッソへ(発酵微生物)、チッソから炭素(植物)
の仕組みを利用し健康な土作りを行い植物と発酵微生物がお互い影響し合いながら健全に
生育できる環境をつくりを行います。